9/30 (火) |
☆10月からダイヤ改正とのこと、津幡駅長さんがJR時刻表ポケット版を届けてくださいました。自由に利用できるよう数冊用意してありますが、【利用後は図書館にお返しください】 ☆閉館間際、津幡中学校の学校司書になった山嶋さんが、総合学習での調べ学習用資料選びに初めて図書館に。優しそうな若い司書さんの存在で、中学校の図書室は随分変わるでしょうね。町の図書館としてでき得る限りの支援していきたいと思います。 ☆5月に開催した第33回「出会いの夕べ」のゲスト・徳沢愛子さんから詩誌『笛』226号をいただきました。数日前に送った写真等のお返しに「〜懐かしいあのひとときがよみがえってきました。本当に話している自分が楽しかったのです。子どもの詩を読んだり考えたりしているだけでワクワクしてくるのです〜」とのお手紙も添えられて。同封の桃色の小さな冊子は個人詩誌『日日草』50号。その衝撃的なあとがき・・・春以来、ご家族のこと、ご自身のこと、激動の月日が続いているという徳沢さんですが、クリスチャンとしてこの10月、アメリカでの研修後、ご夫妻揃って福岡市へ転居、3年間の奉仕活動予定とか。数年前、「出会いの夕べ」の講演をお願いしたいと、徳沢さんに初めて電話をした時は、東京で一年間の奉仕に出発される2、3日前のことでした。<・・・人生は素晴らしいじゃございませんか。汗かいたって 恥かいたって 頭かいたって かい かい かいのかいでゆこうじゃありませんか。・・・>激動も面白いと前向きに進まれる徳沢さん、どうぞお元気で。 |
9/29 (月) |
☆ちょっと元気が足りない日。森毅さんの『元気がなくてもええやんか』のいいとこ取りをしながら、ちょっと元気をもらい、時実新子さんの『白い花散った』でゆらゆら遊ぶ。「夢二つ三つ四つ命足りませぬ」「どうしてもゆれる玉かんざしの玉」「白い花咲いたよ白い花散った」心がすーっと軽くなる新子川柳とショートエッセイで愉しんで、次は大江健三郎さんが率直に丁寧に語りかける『「新しい人」の方へ』・・・そして夜。NHKTV「地球・ふしぎ大自然/里山の命の環」のノスリ(鷹)のひなの成長、教育TV「人間講座」ではC.W.ニコルさんの「森からみる」。長野県黒姫に住んで23年、8年前にとうとう日本国籍を取得したニコルさんは「自然のサイクルの中の命」を説き、「あなたはどんな日本を望むか」と問いかけました。「視点・論点」では生命科学者の中村桂子さんが「食」について。偶然見たどの番組も「生きる」ことの根っこを考えさせる。豊かな思想は美しい言葉になって響く。 |
9/27 (土) |
☆昨日早朝に震度6弱が2回記録された十勝沖地震は、その後、余震も70回に上ったとのこと。つい3日前、帯広の方に図書館の近況報告を送ったばかりです。 ☆「つばた馬」というのは「最初の勢いが最後まで続かず途中でへたばってしまう者」をからかって言う言葉とか。先日、「つばた馬」という言葉について記載された文献がないものかとお尋ねした件で、大都さん、久世さんがわざわざ出向いてきてくださった。大正時代、加賀爪地区で行なわれた草競馬での「津幡産の馬」の走りっぷりがその語源?となったらしいのですが。ついでに津幡町の昔の様子などについても、いろいろ教えていただきました。(最近、久世さんが作詞されたという愛の詩(うた)「さくら貝」のご披露も。八十歳!お元気です。) ☆ようこそ!宇ノ気町の「西田記念館」へ向かう途中、小さな図書館を紹介したいとわざわざ寄ってくださった影山さん、そして初めてお目にかかった新家さんは加賀市、佐藤さんは福井から。小さな「みんなのへや」でお隣のお庭を拝見しながらの出会いです。 ☆明日(第4日曜)、明後日(月曜)は休館日。 |
9/26 (金) |
☆10:00〜「菊の花の会」は<蕾とり&輪台取り付け>、17名の出席でした。秋の陽射しもまだまだ暑い。橋本菊佐久さんの指導で、見本用の3つの菊鉢の一本一本にひとつずつ取り付けました。皆さんの何ともいえない生き生きした表情!記録用のカメラにおさめました。 ☆今年から「菊の花の会」の代表を引き受けてくださった浄光法道さん、最近ひげを伸ばしている??なんと!【古代体験まつり】(県埋蔵文化センターで10月4日、5日の2日間)で、「古代人」に扮するのだそうです。先日焼いたという「縄文焼土器」、「弥生焼土器」など、い・ろ・い・ろ・・・持ってきてくださった。10月から展示予定です。 |
9/25 (木) |
☆県立美術館開館20周年記念「畠山記念館名品展〜茶道美術を中心に〜(10月4日〜11月3日)」招待券一枚届きました。ご希望の方に抽選で。(割引券はもれなく!希望の方に) ☆1:30〜読書会「人生・本・談」、今日のテーマは<金子みすゞ>です。来月は<井上ひさし>の予定とのこと。どなたでも参加自由です。 ☆窓の外に、今年もぶら〜り下がっている図書館瓢箪、たった7個だけど大きくて〜形もなかなか〜。でも実は、私たちが求めているのはミニミニ瓢箪なのだと知った小谷さんが、小さな可愛い千成瓢箪をどっさり持ってきてくださった。先日、ご自分の瓢箪に絵を描くための参考本を探しに来られたのが出会いの始まり!はじまり! ☆数日かかってようやく昨夜読み終えたのは作家の人権について言及した『図書館への提言』(三田誠広/著)、眠りの前に読んだのは『もし それが わたしだったら』(赤木かん子・編 /葉 祥明・画)・・・こういう仕事もされているんですね・・・2度の講演、金沢〜津幡間の電車の中でのかん子さんのとの会話・・・を思い浮かべながら、かん子さんの編んだ小さな<24の反戦詩集>に出逢いました。早朝の目覚めの中で手にしたのは、84歳のやなせたかしさんの『痛快!第二の青春/アンパンマンとぼく』・・・子どもたちに超人気の「アンパンマン」が生まれて30年、<自分の生命あるあいだに、自分が一番うれしいことをしたい。ぼくの人生は面白かった、うれしかったと思って死にたい。・・・子どもでも大人でもだれでも気軽に遊びにくることができる美術館をつくりたい>と、これまでの悲喜こもごもの人生を軽妙洒脱にご披露。とうとうお墓の代わりにふるさとに建ててしまったという「アンパンマンミュージアム」は高知県の人口6000人弱の過疎の町にあるそうな。元気をもらった1日でした。 |
9/24 (水) |
☆福祉センターで、町ボランティア推進協議会が募集した<ボランティア作文>の審査がありました。一昨年亡くなられた室木康枝さんのご遺志が基金となった事業です。4人の審査員の一人として、10時から3時過ぎまでかかって、小学生から一般まで200人を超える人たちのボランティアの体験や想い、願いに目を通しました。作文や絵(100人近い応募)を書くことも、「ボランティア」について考える一つのきっかけとなっていることを感じました。 ☆当初の日程を変更して、11月24日(月)、町PTA大会が開催。三方町立図書館の河原正実さんの講演会が実現します。できるだけ多くの方に河原さんと出会ってほしいというPTA役員さんたちの願いが形となりました。 ☆毎年みんなで制作する『手づくり図書館かるた』は、世界で一つしかない図書館の宝物、いつでも貸出しOKですが、先日、一枚足りないことが分かって心配しました。が、今日、無事!戻ってきました。お互いに、よかった〜。 ☆加賀市にお住まいの児童文学作家・小納弘さんから届いた『べったん横丁のおれ』・・・≪まちがあって 子どもがいて おとながいて やさしさがある≫、≪にんげんのやさしさが にんげんと にんげんを むすんでいく≫・・・津幡町のみなさんへ心をこめたメッセージをいただきました。リクエストしてくれた子どもたちのお陰で手に入れた本!!です。 ☆夕方、HPボランティアの「はるみん」さんと「リョウコ」さん2人揃ってやってきて、2001年秋頃までの「文字化け」箇所を修正(暇を見つけて家で直してくれていたのです)。そして・・・今夜からHP画面が大きく見やすくなった?はず・・・実は、いつも画面を縮小してUP、それは全く無意味とのアドバイス。ありがとうございます。頼もしいミセス応援団たち、感謝しています。 |
9/22 (月) 休館日 |
☆「こんばんは〜」林さんから素敵なメール。「・・・この歳になると目が疲れるし身体も疲労感が・・・(あはは)。で、部厚い本は苦手になっちゃいました。でも本好きなのでまた行きますね。階段持ち上げてね。」・・・勿論!勿論!おまかせください。車椅子利用の林さんからもらった元気!です。 ☆NHK教育TV福祉の番組「盲目の偉人・点字にかけた夢」で女優の黒柳徹子さんが8月に亡くなられた≪本間一夫≫さんを偲んで語っていらっしゃいました。9月18日にも紹介しましたが、6年前、影山雅一さん(アート企画)を通じて、先生に出会わせていただきました。『点字あればこそ』『忘れ残りの通信集〜点訳ボランティアの方々へ』はいづれも寄贈くださった書。特に平成11年発行の2冊目の冊子はアート企画の印刷で、影山さんから特別に写真等編集校正の段階から見せていただくことができました。「昭和25年の第1信」から「昭和33年の点訳奉仕者の皆様へのお願い」まで、「点訳通信点字版」として発行された実物を金沢の方が保管されていたことから墨字となって蘇ったそうです。そのあとがきには「一九九九年十月七日〜八十四歳の誕生日に〜」と記されています。 |
9/21 (日) |
☆『ウォーリーをさがせ』シリーズは子どもたちに大人気の本。人ごみの中から主人公の「ウォーリー」を探し出すのがたまらなく楽しいらしいです。ところが、誰かさんが全ページにボールペンやマジックで印をつけてしまった!「これじゃあんまり」と利用者のお母さんからブーイングを受けました。みんなで楽しみを分かちあうという図書館マナーを守ってもらうにはどうしたらいいのでしょうか。(どうしたものかとスタッフと相談していたら、別の本でなかなか探せなかった女の子が、妙に気に入って、貸出し・・・という変なできごともありました。初心者用、入門者用の本として、役立たせる??) ☆町内のショッピングセンターへ所蔵本の受け取りに。実は、昨日連絡があって、放置自転車のカゴの中に無断で持ち出された図書館の本が2冊。16日の駅の件もあって、ため息をついてしまいました。カードが作れない理由があるのかもしれない、面倒なのかもしれない、それとも・・・さまざまな理由があるのでしょう。しかし、信頼関係が損なわれない形で、図書館を気持ちよく利用していただくためには、やはりマナーが必要。中には、うっかり貸出し手続きを忘れて持ち出してしまう場合だってあるかもしれません。でも、とにかく返却はどうぞ【ブックポスト】を利用してください。 ☆えっ!!!まだ、熱心な読者が残っていたのです。もう閉館して30分近くたって、スタッフと一緒に電気を消そうとしたら・・・!今日一番の衝撃と反省・・・。 |
9/20 (土) |
☆昨夜のNHK教育テレビの視点・論点はユニセフ大使/黒柳徹子さんのシエラレオネ内戦報告でした。手足を切断された市民たちの惨劇や罪なき子ども達への暴力(男の子は銃を持たされ、女の子は慰安婦にされ・・・)、悲惨さ・・・リベリアの隣国・・・今日、地図であらためて位置を確認しました。どこで?なぜ?紛争が起きているのか、知ることも平和への一歩です。 ☆本はスゴイ。時代を超えて、世界を駆けて・・・自分のためのぜいたくな出会い。ちょっと休憩、また明日。深夜の一気読みも、自由自在。アンコールだって何度でも!!超おかしながおじさんたちが語リ合う『子どものスイッチ〜みんなもってるすてきなチャンネルから』(子ども探検家・斎藤次郎/旅芸人・福尾野歩/メリーゴーランド店主・増田喜昭/雲母書房)、12人の作家たちの『あの日、「ライ麦畑」に出会った』。愉快なイラストのおまけ付き、読むのは時間の浪費?と序文で開き直っているのは『仙高フ○△□(まる さんかく しかく)〜無法の禅画を楽しむ法』(中山喜一朗著/弦書房)。『百歳回想法』(文・黒川由紀子/写真・小野庄一/木楽舎)のしみじみ会話も生き生き写真、「年齢を重ねるにしたがって、人生はいよいよ深く面白くなる。困難はあっても、チャレンジに値する」のは本当だと確信させられる。「私たちのまわりの年長者が、ふと口にする言葉を、ふと語る物語を、もっと大切に、もっとわくわくしながら、耳を澄ませて聞きたい」と思う。そして、森毅(もり・つよし)さんの『元気がなくてもええやんか』(青土社)の心地いい気楽さ。「せっかく年をとったのだから」と自ら軟弱、不精者と公言してはばからない。<いいかげんにゆるやかに、不安の時代をのりきるためのノホホン処世術≫と帯にあった・・・新刊たちです。 ☆貸出し201人、793冊、カード作成6人の日。 |
9/19 (金) |
☆今日で「図書館を使った調べる学習賞コンクール」の再展示が終了。年を追うごとに関心度が高くなってきているように感じます。 ☆表紙に倶利伽羅不動明王が描かれた『くりから興亡史』(竹中一峰著/小矢部市芸術文化連盟)は、今から34年前の昭和44年6月、56歳で急逝された竹中一峰さんが北陸放送の番組「ふるさとの朝」で放送した遺稿の原稿をもとに、同年秋、小矢部市の俳人仲間たちによって編まれた小冊子です。「〜くりからに生まれ、くりからに育ち、だれよりもくりからを愛した一峰氏は、また、もっともよき、くりからの歴史の研究者でもありました。くりからの民話や伝説にいたるまで、氏ほどくりからについて、くわしく知っているひとはなかったと思います〜」と、理事の松永公英さんがあとがきで書いていらっしゃいます。こういう方だったのかと改めて出会わせていただきました。年月を経て、補修が必要な破損箇所もありますので、貸出しはもう少しかかるかもしれません。寄贈くださった荒井さん、座主さん、ありがとうございます。(郷土関係の資料を集めています。お持ちの方、どうぞよろしくお願いします) |
9/18 (木) |
☆「透明な言葉はよく届く」・・・天野祐吉さんのコラム、CM天気図(今朝の朝日新聞)の言葉。昨日の梶井重雄先生の言葉はまさしく透明な、透き通った言葉だったと思い出します。 ☆昨日の協議会での金沢大学附属図書館長・和田敬四郎委員さんによると「館長お薦め本」が学生達に人気で、次々と貸出し状態とか。確かに、本は“人”によって蘇る。津幡の図書館で利用者の方たちが書いてくださる「私の一冊」お薦めのひと言も、読書推進の大きな力を担っている・・・この前の休日、一泊した長野県のペンション「あるかす」(HPで娘が見つけた)でのこと。美味しい料理に大満足した後、販売用の林檎、手作り燻製チーズ、そしてふと目を留めたのは『飛行機カモメ』(石垣忠昭/著)の一冊、に添えられたオーナーのお薦め文。≪固くなりがちなpilotの執筆本の中で断然ユニーク。思わず笑ってしまう。ユーモア溢れるpilotの人生談義。どの頁からでも読めるエッセイ風、空の漫談です。こゝに並べておくだけでは勿体ない価値ある一冊をこゝにおすすめします〜あるかすオーナー(元JAS機長)〜≫・・・友人への惜しみない賛辞に心惹かれ、買わずにはおれなかった一冊です。(裏表紙に特別に同じ言葉を書いてもらいました。多くの人とお土産を分かちあいたくて) ☆いつも図書館を応援してくださる影山さんがわざわざ届けてくださったのは敬老の日のラジオの録音テープ(藤原義江と田中絹代/作家・古川薫さん)と、8月1日に亡くなられた本間一夫さん(前日本点字図書館長)の「お別れの会」の写真。本間さんを偲ぶ大勢の人たちの姿がありました。(以前、本間さんから非売品の著書とお手紙をいただいたことがあります) ☆1:30〜武田裕一さんの案内で出合う「古典をたのしむ」第4回読書会、今日からは『平家物語』の魅力に迫ります。「祇園精舎の鐘の声〜」の冒頭では「祇樹給孤独園(ぎじゅぎっこどくおん)〜」のお経も唱え(徳願寺の武田さん!です)、「へえ〜っ!」が続出の時間でした。来月も第3木曜日ですが、都合で3:00〜。どなたでもどうぞ。 ☆津幡小3年3組がやってきた!「この本?絵ばっかりやなァ、ダメ〜」「おー、この本いいなァ!!」読書感想文用の本を楽しそうに選ぶ子どもたち!と、クラス一番の元気者!?関谷先生でした。 |
9/17 (水) |
☆「絵本のじかん」の日、県立図書館の協力車の日、国際交流員レイチェルさんの日、選書・発注の日、公報締め切り・・・と、めまぐるしい日。午後からは県立図書館協議会に出席のため金沢へ。学校教育関係、社会教育関係、学識経験者の計10名、委員の一人として、県立図書館の現状や今後の流れを把握し、地域の図書館としての立場から提言する場を得ていることは非常に幸せなこと。県立図書館が充実発展していくことが地域の図書館にとって大きな推進力となるのは明白です。<図書館は何のためにあるのか、何をしなければならないのか>・・・会議終了後、丁度、来館されていた梶井重雄先生、委員の道勝美さんにお誘いを受け、三人でしばし図書館談義。デンマークの図書館を例に、図書館の社会性追求という使命、理想的な図書館像について熱っぽく語る先生のお話に引き込まる。また、歌人として長年講じていらっしゃる万葉の歌について、興味は衰えるどころかますます感動がこもってくるんだよとおっしゃる。敬意と愛情こめて、夫人・幸代先生の古典研究への姿勢をも語られて・・・90歳を超えて、なお精神的エネルギーを放ち続ける梶井先生ご夫妻、第4回・17回の「出会いの夕べ」のゲスト!です。 ☆秋の読書週間企画、第36回「出会いの夕べ」は郷土史家として次々と作品を書かれ、講演会でも活躍されている野村昭子さんを迎えます。「戦国・江戸の女性に魅せられて」のテーマをいただきました。 ☆恒例の一日館長は?? |
9/16 (火) 休館日 |
☆本津幡駅から一冊の本が届きました。“ゴミ箱”に捨ててあったそうです。貸出し処理なしに無断で持ち出された本、実は、6月にも同様のことがあって、心痛めていたところです。カードがないのか、面倒なのか、それとも・・・。 ☆ずっと気にかかっていた開架の布製椅子をスタッフと一緒に洗ってみたら・・・見違えるようにきれいになったのです。(お天気が良くて乾きも速い) ☆著者の九州大学大学院比較社会文化研究院教授・服部英雄(はっとり・ひでお)さんから新刊『地名のたのしみ〜歩き、み、ふれる歴史学〜』(角川文庫)が届きました。津幡町で古老から直接聞き取り調査をされたそうです。終章の「地名研究入門」では津幡町立図書館の読書会「町史を読む」の「小字調査」活動についても一言触れていらっしゃいます。 |
9/13 (土) |
☆37℃を超える熱風の一日でした。昔話クラブのミーティングがあり、10月25日の読書週間スペシャルdayには、1:30〜「つばた昔むかし」として≪越中と加賀の国境の話〜お万地蔵さま〜≫、2:00〜「絵本のじかん」ということになりました。 ☆10月17日(金)金沢市アートホールで、ルドヴィート・カンタさんの「チェロ・リサイタル2003」(主催/カンタさんを囲む会)が催されます。カンタさんが津幡町に住んでいらっしゃるなんて嬉しいですねぇ。今日、カンタ夫人の縁(ゆかり)さんがポスターちらしを届けに来館、素敵な雰囲気をもった方でした。(特別割引チケット、図書館にあります) ☆夜7:30からので・あ・い講座「絵画入門」の2回目は、大人や子どもたち対象に意欲的に絵画教室を開いている洋画家の浮田正樹さん(一陽会)が講師です。少年時に体験した富山大空襲のすさまじさ、東京での学生生活、教職、中村秀雄先生との出逢いを辿りながら、40歳になって絵の世界に出会ったという浮田さんは、ご自分の作品を順を追って解説しながら、何かに専念すること、自分を支えるものを持つことによって自分自身が生き生きと生きることができるのだと語られました。また、能登の自然が破壊されていくことへの警鐘として、11月には、生まれ故郷の門前町の八ヶ川の堤防に、仲間と共に桜苗木の植樹も計画しているとか。浮田さん作品のテーマは浮田さんの生き方そのものかもしれません。テーブルを囲んでの小さな集いでしたが、かけがえのない出会いの機会となったように思えます。 |
9/12 (金) |
☆10:00〜町生涯学習施設建設工事安全祈願祭が現地でとりおこなわれ、関係課の一人として参列。新しい図書館の誕生を心から願いました。 ☆新学期です。津幡小3年1組のみんなが先生と一緒に図書館に。読書感想文を書くために、熱心に本を選びました。本が大好きな子供たちです。。 ☆「背がぐんと伸びたって?/顔つきが急におとなっぽくなったって?/ぼくはぼく たしかに/ 夏休み前のぼくと同じぼくなんだが・・・・・・」担任の先生が毎日書いてくれるA4サイズの通信文「年輪」に紹介されていた詩『九月』(作/薩摩忠)、学校帰りの六年生の女の子たちに見せてもらいました。今、先生がはまっているという小納弘さんの『べったん横丁のおれ』が読みたくて図書館に立ち寄ったという彼女たちから、先生がどんなに本が好きか、毎日本を読んでもらったり、詩を紹介してもらうのがどんなに楽しいか、先生の読み方がどんなに上手かを教えてもらいました。(最新号のNO.74までわざわざ取りに帰って見せてくれた!) ☆月がきれいな夜です。近くの火星もきれいです。さて、7:30〜紙芝居入門「のまひょうしぎin津幡」の時間です。4ヶ月の赤ちゃんも参加して子どもたちは6人、全部で17名。朝は加賀市、昼は県立、夜は津幡と大忙しの野間センセイ、疲れも見せず、先月長岡で開催された第8回全国紙芝居祭りのこと、お揃いのプリントTシャツやプレゼントされた≪kamishibai for everyone≫キャップなど披露してから「たんじょうびのプレゼント」と「つんつんや」。チャレンジャーは大石さん「まんまるキリン」、北川さん「スーホの白い馬」、金津さん「つきみだんごとまほうのぼうし」、松本さん「すずのへいたい」・・・強調するところ、テンポアップするところなどワンポイントアドバイスもありました。シンガポールに出張紙芝居という超人気のセンセイ、来月はお休みです。【10月4日「ヒバクシャ」、9月23日「朋(とも)の時間」のドキュメンタリー映画のお知らせも】 ☆明日の夜はで・あ・い講座、浮田正樹さんの「絵画入門A〜絵をとおして〜」どなたでも。 |
9/11 (木) |
☆昨夜、帰る前にメールを開いたら!!先日の研修で初めてお目にかかった小川俊彦先生(神奈川県)からの胸熱くなるような励ましのメール。「図書館は人」・・・<さまざまな本を用意する、人と本をつなぐ、本との出会いをつくる、それは資格があるだけでできるものでもありません。日ごろから古今東西の書籍についてアンテナを張る、日々の動きをきちんと捉えている、将来のまちを見据えて今を考える、ということがあってはじめて図書館が生きてきます>とおっしゃる先生は、先日の能登からの帰りに立ち寄ってくださった小さくてバリアが一杯の図書館を、<何ともいえない味のある図書館>と評価し、しかも<新しい図書館ができても、これはこれであっても良いのではないか>とまでエールを送ってくださった。今日から司書の夏期講習に出かけられるとか。私たちこそ“元気をありがとうございます” ☆読書会「詩を楽しむ」は上田暢子さんと二人きり。あんまり嬉しいものだから、つい昨晩の喜びメールの分かち合いをしてしまいました。「たかはしべん」さんの歌も読みあいました。愉快な「うちのおねえちゃん」「いいの」ににんまりしたり、「ぼくを笑わないで」「僕と点数」のメッセージにうなづいたり。二人で過ごした「詩」の時間でした。【10月18日のたかはしべんコンサートの前売りチケット、図書館に有ります】 ☆さすが!郵便局長さん。絵手紙が届きました。「美容と健康に」のひと言が添えられた色鮮やかな<無花果>の絵。ちょっと違ったユニークな図書館に感心し、一期一会を大切にしたいとのコメントも。参加者募集のポスターに貼ってあります。 ☆横笛奏者の羽柴尚典さん(べんがら格子主宰)が来館。横笛の音色を津幡のみなさんに伝えたいとのお気持ちでした。10月から毎月最終日曜日の午後、「倶利伽羅塾」ロビーで演奏をされるそうです。 ☆明日は10:00〜津幡町生涯学習施設建設工事安全祈願祭。夜7:30〜紙芝居入門「のまひょうしぎ in 津幡」どなたでもどうぞ。チャレンジ&お子さんと一緒のお楽しみ見学もOK。 |
9/10 (水) |
☆昨夜【ひと言・人・こと】を書き終えてから、PTA関係のことで三方町立図書館の河原正実さんに依頼の電話。時々、図書館のHPを覗いてくださっているという河原さんから、思いがけず野田淳子さんのお名前を聞いた時は、びっくりして声も出なかったほどでした。この春出版した『本に囲まれて』の出版記念会にも出席された間柄とか。人と人の繋がりに、驚いて、不思議がって嬉しがって。 ☆夜の「地球人講座」は24人(幼児、小学生5人)。新しく町国際交流員になったレイチェルさんを囲み、10歳から住んでいるロサンジェルス、生まれ故郷の香港について話を聞きました。アジアとアメリカの両方の文化をもつ自分についての複雑な気持ち、移住した頃の思い出、日本語を学んだ理由など、率直に丁寧に親しみやすく話してくれました。中国暦では8月15日の中秋節、アメリカに住んでいるお母さんから送ってもらった3種類の「月餅(ゲッペイ)」をみんなで分け合って、味見を楽しみました。月にまつわる神話・伝説の紹介、最後に広東語の挨拶も練習・・・今日はアパートにゴキブリが出て、恐怖のあまりパニックに陥って準備が何もできなかったと笑わせたレイチェルさんでした。ようこそ!津幡町に。(地球人講座は当分隔月に開催予定) ☆2年間ワシントンDCに住んで、この6月帰国した方からの呼びかけです。「英語を母国語とする日本語を学びたい方、一緒に楽しく会話しませんか」 ☆明日は1:30〜読書会「詩を楽しむ」。水野スウさんは都合でお休みですが、「たかはしべん」さんの歌詞を預かっています。みんなでぜひ出合ってほしいとのこと、どなたでもどうぞ。 |
9/9 (火) |
☆先月6日、塩谷さんと一緒に思いがけず図書館に立ち寄ってくださった野田淳子さんでした。その時の記念写真と共に、コンサート通信『歩きつづけて』NO.19が届きました。下鴨中学校の先生や生徒たちの感動メッセージ・・・あっ、本に囲まれた野田さん。よ〜く見ると、「‘私の1冊’ひと言募集」の四つ葉のクローバー・・・実は、今年の5月、小さな小さな津幡町立図書館での≪ふれあいライブ≫のスナップです。過密なコンサートスケジュールの合い間をぬって、手書きの“ひと言便り”も添えてくださる淳子さん、図書館で朗読していただいた金子みすゞの詩『蜂と神さま』にも曲をつけられたとのこと。いったいどんな曲なのでしょう?【10月4日夜、内灘町文化会館でコンサート】 ☆ようこそ!「絵手紙教室参加者募集」(9月27日土曜日10:00〜12:00津幡郵便局多目的ホールにて)のお知らせポスターを持って初めて来館されたのは津幡郵便局長の岡本慶三さん。ふ〜む?ここは図書館?町の?と<センス・オブ・ワンダーの図書館>に驚いた。勿論、カードも作成。 ☆明日夜7:30〜「地球人講座〜はじめまして!レイチェルです〜」。アメリカ人のレイチェルさんの出身は香港、中秋節にちなんで「月餅」をいただきながら。どなたでもどうぞ。 |
9/8 (月) 休館日 |
☆郡図書館部会の視察研修日、担当の七塚町立図書館のお世話です。車中、<学校図書館紹介ビデオ>を見ながら、最初の見学先は福井県の勝山市立図書館。瓦葺の重厚な外観、入口のからくり時計のアイデア、青少年コーナーの恐竜の足型テーブル、シンボルの「杉」にこだわった書架、吹き抜け天井、上下する照明、働く立場の側にも配慮された事務所・・・<であい、ふれあい、ときめき>のメッセージ通り、とても10年前に建てられたとは思えない遊び心たっぷりの斬新的な図書館でした。平泉浤祥館長さんの思いのこもった、自信に満ち、卓越した経営手法もうかがいました。しかも、「平泉寺白山神社」の神主さんでもあり、特別“名ガイド”付きで境内の散策を楽しみました。杉木立の中、一面に生えている苔のなんと美しかったこと!(境内前の越前そばもソフトクリームも美味しい!)定刻通りに出発して、一路、この7月5日オープンしたばかりの辰口町立図書館へ。図書館長を兼務されている三田豊教育長さんの案内で館内見学。こだわりの木の香が漂う快適な空間、それまでは一日に30〜40人だった利用者が、開館してからは200〜300人と、特に若いお母さんたちが増えたとにこにこしながら話してくださった。人口15000人の町で、13年度の資料費(図書費)は一人当たり500円を超える(津幡町は250円、松任市は1080円)というのも、「町づくりは人づくり、人づくりは教育から」というコンセプトにたった行政面の意識の高さの表れか? ☆夜7:00〜の石川TV「奥能登 女たちの海」をご覧になりましたか。輪島の海に生きる海女さんたちのたくましい世界がみごとに映し出されていました。したたかさの中におおらかな素朴な人間味がある。男たちの「とと楽」もなかなかさまになっている。母から子へ、孫へと伝えていく海女の世界、プロの海女としてデビューした良美さん、海女を夢みる10歳の少女・・・「優しさと懐かしさで全身を包んでくれる母なる海」・・・ディレクターの赤井朱美さんの「人」をみつめる眼差しがあったかい。 |
9/7 (日) |
☆図書館前のおやど商店街で「どまんなかフェスタ」がにぎやかに繰り広げられました。展示された石川高専建築科の学生たちの製作したさまざまな椅子を見てまわる。午後1:00〜午後3時、町で開催された講演会を聞いてから、金沢市文化ホールで開催中の「知里幸恵生誕100年記念巡回展〜自由の天地を求めて〜」へ車を走らせました。19歳という短い生涯を終えたアイヌの女性、知里幸恵を偲ぶ展示の数々・・・4:00〜5:00まで順にじっくり展示会場を回る。緻密なノート、葉書や手紙に書かれた筆跡の息を呑むほどの美しさ。「親愛なる御父様御母様、ほんとうに久しぶりで手紙を書く事が出来て嬉しう御座います〜」「愛する御父様御母様、お手紙を誠にありがたく頂戴いたしました。御両親様御壮健のよし、何よりも嬉しうございます〜」・・・こんな書き出しで始まる長い長い手紙、びっしりと細かく書き連ねた文面には、彼女の細やかな情愛と優れた感性が満ち溢れていました。実は平成11年3月の「文華」(発行:町文化協会)に『アイヌ神謡集』の一節と共に知里幸恵の業績について紹介したことがあります。言語学者/故岩井隆盛先生の寄贈書約4000冊を「岩井文庫」として整理している過程で、赤茶けて今にも破れそうな『アイヌ神謡集』(大正15年発行)を見出した時の思いを綴った拙文です。その貴重な小冊子と共に携えていったお陰で、受付をしていた浅野さん、アイヌの八幡さん(関東ウタリ会)と言葉を交わしました。おまけに、金子みすゞ生誕100年を紹介した「図書館だより春号」を持参したこともきっかけとなって、「生誕百年の出会い」として「軌跡重なる2人」が北海道新聞でとり上げられた記事を見せていただきました。閉館間際、最後の来館者は石川TVディレクターの赤井朱美さん。「あらっ」と互いに偶然の不思議に驚きながら、喜びながら。展示は明日まで。(明日は赤井さん制作のドキュメンタリーが放映されます) |
9/6 (土) |
☆河原正実さん(福井県三方町立図書館)から「残暑お見舞い」をいただきました。車椅子利用の河原さんは、この夏、山男にサポーターを頼み、ご家族四人、立山登山を実行されたそうな。事務局長として取り組んでいらっしゃる「ベトちゃんとドクちゃんの発達を願う会」の活動の様子を伝える「ベト・ドクニュース」も同封されています。(掲示してあります) ☆朝10:00〜「ワープロ入門」は参加者一名。ボランティアで講師を申し出てくださった原田さんの丁寧でかつポイントを押さえた指導に感心するばかり。毎月第1土曜日の予定です。どなたでもお気軽に参加してください。 ☆太島寿喜(じゅき)さんを講師に、夜ので・あ・い講座「絵画入門@」は参加者15名ほど。昭和53年9月4日、リュックに30冊のスケッチブックを入れ、着のみ着のまま、インド、パキスタン、アフガニスタンを旅した強烈な思い出がお話の中心となりましたが、26、7年前のできごとを回顧し、蘇る記憶の中の想いを噛みしめながら語る太島さん、根底を流れるのは世界平和への希求でした。異国情緒あふれる美しいスケッチに歓声を上げたり、日本画の基礎的な質問も自由に飛び交ったり、予定の時間を大幅に超過。収集された横山大観の「品のある」絵の具を使って、本当に描きたいものを描いていきたい、命あればもう一度アフガニスタンに行きたいとにっこり語る<寿喜さん>は、この10日で「喜寿」を迎えます。今日はそのお祝いも兼ねたで・あ・い講座、アフガニスタン・バーミヤンの仏陀の53メートルの高さの頭部周辺に描かれていた壁画(実物は6尺四方、1600年も前のものですが、惜しくも近年破壊されてしまった)をもとに描いた日本画色紙を額に入れて図書館に寄贈くださいました。 |
9/5 (金) |
☆昨日の読書会「宮沢賢治を読むつどい」は参加者9人。<♪あかいめだまのさそり〜>・・・いつものように「星めぐりの歌」を歌って、心地よいほどぴったり息が合ったスタートでした。出あった作品は『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』、案内人の細川律子さんが書き出した登場人物をそれぞれが自己申告して(ちなみに私はよろよろ家を出て行くお父さんになって「おれは森へ行って何かさがして来るぞ。」のたった一言)・・・作品に心を残しつつ前半半ばで退席。 ☆志賀町いこいの村で開催の県公共図書館長会議へ。一日目の昨日は≪図書館とボランティア≫の演題でNPO「図書館の学校」副理事長・小川俊彦さんの講演があり、【自発性/非営利性/公共性・社会性/先駆性・創造性】といったボランティア活動の定義をはじめ、図書館でのボランティアの広がりについて更に理解を深める研修の場となりました。(二日目の今日は8:30〜志賀町立図書館、北電のアリス館や原発2号機工事状況を見学) ☆こんな機会はめったにありません。金沢への帰路は、小川俊彦先生と北間さん(輪島市立図書館長)と私、ナント!3人の貸切バスだったのです。全国の図書館をつぶさにみてこられたプロとしての貴重なアドバイスをいただきながら、新しい図書館が真に上質の図書館であってほしいとつくづく願う・・・そして、こんな偶然もめったにないこと!!「図書館の学校」主催「図書館を使った“調べる”学習賞コンクール入賞作品展」のちょうど再展示中の図書館!に、立ち寄っていただくことができたのです。 ☆「宇郎居抄」だよりを発行されている祖濱賢太郎さんが金沢から来館。北欧(特にフィンランド)にたいそう関心を持たれたそうな。ご友人の大久保さんたちと一緒に世界地図を広げてのインタビューの結果、12月いっぱいの宿題?をいただくことになりました。(そのかわり!カードも作製、もちろん『センス・オブ・ワンダー』との出会いも) ☆夜、石川TVディレクターの赤井さんよりFAXです。9月8日(月)夜7:00〜「奥能登 女たちの海」という番組が放映されるそうです。海女さん達の姿を一年間撮影したドキュメンタリー、皆さんにぜひ見てほしいとのお知らせです。 ☆明日は10:00〜「で・あ・い講座/ワープロ入門」、夜は7:30〜「で・あ・い講座/絵画入門@〜絵と旅〜」町在住の日本画家・太島寿喜さんが講師です。どなたでもどうぞ。 |
9/3 (水) |
☆11:00〜「絵本のじかん」は絵本クラブによる絵本やわらべうた、手遊び。今日は9人の親子が楽しみました。最後は小さな手でパチパチ拍手。 ☆『センス・オブ・ワンダー』を読んだ広瀬さんからいただいた声は<〜『センス・オブ・ワンダー』からいかに遠く離れたものであることかと反省します。自然の営みのすばらしさへの気づきの心をどこかに忘れてしまって、又、たくさんの後悔をもって老年を迎えようとしているものです。幼い子どもさんをもつ若いお母さん、お父さん、目に入れても痛くない可愛いお孫さんのいらっしゃる若いおばあさん、おじいさんへ、この本をぜひお薦めします。> ☆近刊『小泉八雲 日本の心』(和田久實 監訳/彩図社)の巻頭言で八雲の曾孫の小泉凡さんが「〜はからずも八雲が一世紀前に日本で見出した「共生の美学」というテーマは、二十一世紀の地球的課題にもなっている。二十世紀の人間至上主義を克服するためにも、八雲の作品がささやかな灯を照らし続けることを期待したい。」と述べている。雪女、耳なし芳一の話、ろくろ首など第一部の怪談・奇談の世界の不思議さ、面白さ。第二部は明治期の日本。蓬莱、停車場にて、きみ子、はる、お大の場合、赤い婚礼・・・深夜、ついつい一冊読み切ってしまった。日本を愛し、帰化したラフカディオ・ハーンの世界。 ☆明日は10:30〜読書会「宮沢賢治を読むつどい」です。どなたでも参加できます。本も用意してあります。 ☆明日から町臨時議会が始まります。3年前から実施しているで・あ・い講座「町を知ろう」は、町のバスを利用し<施設見学&議会傍聴>という形の好評の講座です。今回も開催予定でしたが、バス利用の面で支障があり、残念ながら計画を取りやめることになりました。関心のある方はどうぞ個人で傍聴してくださいますように。 |
9/2 (火) |
☆9:00〜月1回の教委連絡会。学校教育課、体育振興課、生涯学習課の職員が出席して9月の事業予定について報告・確認をします。9月は保育園、幼稚園、各学校の運動会が繰り広げられる月。また、芸術の秋(今週、来週の土曜日は絵画入門)。 ☆夏休みも終わって、貸出し121人、451冊。休館中のブックポストへの返却も多く、2基のポストでは間に合わなくて、今朝も入りきらない本たちが、とうとうポストの上に積んである。どうしたものかと悩みながら、7年間経ちました。(期限を守って返却してくださるのはとてもありがたいことなのですが) ☆巨大<ラ・フランス>?<トウガン>?・・・人気クイズ「私はだぁれ?」の正解は<ユウガオ>でした。応募者200、正解者114。正解者の中から抽選で3名の方に、「カンピョウ」一袋と図書館の「いいものグッズ」プレゼント!それにしても、でっかい<ユウガオ>の果実はどうしましょうか。 ☆県立図書館からの「赤ちゃんがはじめて出会う絵本展」が終了。今日からは、もう一度じっくり見たいとの声に応えて「図書館を使った調べる学習賞コンクール入賞作品展」の再展示が始まりました。身近な小さな不思議の発見、調べる楽しさ・・・今年こそ、みなさんも応募してみませんか。 ☆富山県の小杉町民図書館では館内資料(禁帯資料)が設定されていません。以前から気にかかっていたこの件について、今日、参納館長さんに詳しくうかがって、館長さんの理念ある自信に満ちた「町民」図書館運営に目を見はる。ほとんどの図書館が禁帯が設定され、津幡の場合は一応館内資料(禁帯ではなく!)が設定してありますが、たとえ館内資料であっても希望があれば一泊貸出し(休館日を利用すれば、二泊、三泊の場合も有り)という形をとっています。まだ、いい方ですねぇと言われましたが・・・。市民の本棚が自由な形で開かれてこそ、資料が本当に生きるのだと実感しながら、≪保存と利用≫の両立について考えています。 |